スチームクリーナーが必需品になってしまいました

私が、レンタカー会社で働いている事はもう御存知だと思います。
洗車は大事な仕事です。

或る日、車内清掃にスチームクリーナーを使う事を思いつき、私個人所有の
ものを使うようになりました。どんな汚れも画期的に落ちるかと言うと、そん
な事はなく、他の手段を使わなければならない場合もあります。

しかし、シート汚れには効果的な事がわかりました。今のところ、シートの汚
れはスチームクリーナーだけで処理出来ています。

シート汚れで多いのが食べ物、飲み物によるものです。ハンドブラシに袋状の
クロスを取り付け、蒸気をたっぷりと当て汚れを拭き取ります。

シートは濡れますが、高温スチームですから乾きも早く心配はいりません。洗
剤やクリーナーでの処理と違い、後処理の必要もなくサッパリ感は格別です。

レンタカーという性質上、不特定の方が使用します。衛生上の問題も考え、車
内清掃に使う事が日課となってしまいました。ステアリング、シフトレバー、
座席調節レバー、アシストグリップなど手を触れる場所はすべて消毒します。

それから、私のこだわりとして、ペダルが土で茶色になったまま納車する事は
我慢できません。ノズルを交換して、ペダルの溝の土を落とします。

SC 1040は実質的には最も安いモデルです。途中給水はできませんが基本性能
は上位モデルと同じです。気に入らない点もありますが、働き者です。

価格は14,000円から15,000円くらいです。最初だけ作業に必要な備品を購入す
る必要がありますから、あと10,000円くらい予算を見ておいた方がよいでしょ
う。

スチームモップとの比較で悩む方も多いと思います。
フロア中心ならモップタイプの方が使いやすいでしょう。
しかし、家中の掃除や屋外、車の掃除まで考えるなら絶対にキャニスタータイ
プです。

機種は、基本性能がしっかりしていればどれでも良いですが、ケルヒャーは世
界中で信頼されている専業メーカーである事を申し添えておきます。 


ところで車内清掃ですが、最近はミニバンの掃除が多くて大変です。
車体が大きいので外回りも大変なのですが、問題は車内です。

掃除をする場所が沢山あるばかりか、複雑に入り組んでいて本当に掃除がし難
いのです。高級グレードの車はシートにゴミが付着しやすい事もあり時間も掛
かります。

まず、掃除機を丁寧に掛けるのですが繊維に付着したゴミは難敵で、強力な業
務用掃除機でも取れません。掃除機のあとは粘着ローラーを使い、最後にス
チームクリーナーです。

ポイントは、ヘッドレストから肩の付近と座面と背もたれの間の隙間部分です。
吹けば飛ぶような会社ですが、我社の車を使って下さった方に気持ちよく乗っ
て頂ければと思って掃除をしています。

私の車には、掃除用具とスチームクリーナーが入れっぱなしになっています。
高圧洗浄機は会社に置きっ放しにしてあります。

すぐに業績に結びつく訳ではありませんが、我社のポリシーとしてこれからも
掃除に励みます。