スチームクリーナーの本質

コトバンクによると、1物事の根本的な性質・要素。そのものの、本来の 姿。
と、あります。

スチームクリーナーの本質を考えると、
①高温スチームで洗剤を使わずに汚れを落としやすくする。
②高温スチームで雑菌等を薬剤を使わずに除去が可能である。

ポイントは高温スチームです。他の何者でもありません。
どの機種を購入するにしても外してはいけないポイントです。

スチームクリーナーのスチーム発生方式は二つあります。

一つは、圧力釜のように密閉された釜を過熱して高温スチームを発生させる方式
です。
 
この方式のメリットは、圧力が掛かった釜を加熱する為に高温スチームが得られ
る事と、家庭用では1から1.2のボイラー容量がありますから、ボイラー本体と共に
蓄熱エネルギーが大きい事です。

反面、立ち上がりに若干時間が必要です。(ヒートアップタイム)
ボイラーがある為、本格的なタイプはある程度の大きさになります。

二つ目は、熱した鉄板に水滴を落とし或いは流しスチームを発生させる方式です。
何と言ってもヒートアップタイムが非常に短い、電源を入れるとすぐに使えるの
が最大のメリットです。

しかし、絶対的なエネルギー総量が少ないので、噴出し口では高温維持性がボイ
ラー式よりも劣る傾向があります。

スチーム温度が決まる条件
 
スチーム温度は、加熱温度と圧力に影響されます。
ですから、加圧ボイラー式の製品の方が高温スチームを発生しやすい訳です。


国民生活センターに資料にこんなものがありました。


どんな機種でも、使っている本人が満足しているなら他の者がとやかく言う必要
はありません。

使い易さは大事です、しかし
 
軽さやヒートアップタイムにこだわっていると本質を見落とします。
それに、キャニスタータイプが重いと、まことしやかに書いているレビューがあります
が、運搬時以外に重さを感じる事はないと思います。重量も本格的な掃除機よりも
ずっと軽いです。 
 
販売サイトで、スチーム発生温度の計測場所が※印で小さく書いてある製品
吹き出し口付近で計測して100℃近い温度が得られる製品は、同じスチームクリー
ナーであっても製品の性格が違うのは当然です。価格的に差がない(少ない)場合は
、購入時に注意が必要です。