予算が許すならこのモデルです。徹底的に中断しないで掃除をしたい方はこれしか選択肢はありません。

  ケルヒャースチームクリーナーは幾通りかの使い方があります。

1.床、畳などは熱い蒸しタオルで拭く感覚です。
  蒸発寸前の暑い蒸気をヘッドの布に含ませて拭きます。

  使い始めや作業中断後は、ホースの中に残っている水分(冷えて水分
  になった蒸気)を飛ばしてから作業を始めます。

  取扱説明書にも要領が書いてあります。(サイドバーを参照)
  上手に使うにはコツを覚える必要があります。

  この感覚を覚えておけば、床がびしょびしょになったということには
  なり難いと思います。

  ヘッドに付ける布は、マイクロクロスなど便利な素材も利用出来ます。
  この辺は試行錯誤での取り組みになりますが、布の大きさは純正品を
  参考にして、取り付けに効率の良いサイズに加工しておくと何かと便
  利です。

  余った布が取り付けや作業性に影響を与え、無駄な時間を費やす事に
  なるからです。

  
2.レンジや台所のシンク周り、食器などの消毒はスチームを直接吹き付
  けます。オプションのノズルセットは、狙った場所に集中して蒸気を
  あてる事が出来ます。このオプションは揃える事をお勧めします。

  レンジ周りは、テレビショッピングの映像を鵜呑みにして過度に期待
  をするとがっかりします。状況に応じて洗剤などを併用します。重曹
  は溶いた水溶液の温度を上げるとアルカリ度が強くなるそうですよ。
  先日、専門業者の話をラジオで聴きました。


3.汚れを蒸気圧で吹き飛ばす。
  カーペットの汚れ落しは直後が効果的なのは当然ですが、タオルなど
  で叩いて汚れを取るというやり方ではなく、蒸気で汚れを落としやす
  くしながら吹き飛ばしてタオルなどで汚れを受けるというやり方をし
  ます。

  つまり、ノズルを横向きにして反対側のタオルで吹き飛ばした汚れを
  受けるやり方です。この場合、絶対にノズルセットが有った方が便利
  です。

  スチームクリーナーでのカーペット洗浄には限界があります。
  限界を感じたら、独ロバートトーマス社の4in1バキュームクリーナー
  の検討が良いかと思います。

  ケルヒャーにもカーペットクリーナーがありますが、完全に業務志向
  で機能も特化傾向ですから、価格の点も含め一般家庭では購入に躊躇
  するのではないでしょうか。

  スチームクリーナーはケルヒャー以外にも、デザインや装備などで優
  れた製品があります。しかし、メンテナンスも含め総合的な信頼性に
  異存を唱える方は稀だと感じています。